予防接種
予防接種を受けることにより、感染症の予防や重症化を抑える効果が期待されます。予防接種には、①個人の感染予防・重症化抑制とともに、②多数の人が接種を受けることにより感染症の蔓延を防止する(集団免疫)という社会的意義も有しています。予防接種の実施制度は、予防接種法という法律により公的な仕組みとして定められています。
- 当クリニックでは予防接種は予約制となっております。事前に受付窓口またはお電話(052-332-3321)にてご予約下さい。
- 予診票と説明書をよく読み、必要事項と問診項目を記入し受付窓口にご提出ください。
- 当クリニックではお子さまは3歳以上からの予防接種に対応しております。お子さまの予防接種の際は、必ず保護者さま同伴にて受診をお願い致します。受付にて母子健康手帳と名古屋市よりご自宅に郵送されますシール式接種券をご提出ください。シールを紛失された場合は、各区保健センターにて再発行できます。
インフルエンザ(不活化・皮下注)
インフルエンザは、特に高齢者の方の場合、肺炎併発等による重症化が懸念されます。予防接種により、感染予防、症状軽減の効果が期待できます。生後6か月から13歳未満までは2回接種、13歳以上は通常1回接種です。接種量は生後6か月から3歳未満は0.25ml/回、3歳以上は0.5ml/回です。
名古屋市民で、下記のいずれかにあてはまり、接種を希望する方は、自己負担金1,500円にて接種を受けることができます。(※あてはまらない方も自費による接種が可能です。)
- 接種日において満65歳以上の方
- 接種日において満60歳から満64歳の方で、心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能障害又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害(いずれも身体障害者手帳1級相当の障害)を有する方で、身体障害者手帳の写し又は医師の診断書の原本を接種時に提出した方
肺炎球菌(不活化・皮下注)
高齢者の肺炎の原因で最も多く、重症化しやすいものが肺炎球菌です。肺炎球菌にはたくさんの型があり、現在使用されているワクチン(製品名 ニューモバックス)は、このうち肺炎の原因となりやすい23種類の型について感染を予防する効果があります。予防接種の効果がどのくらい持続するかには個人差がありますが、健康成人であれば少なくとも5年以上は効果が持続するといわれています。糖尿病などにより免疫機能が低下している方は、肺炎にかかりやすく重症化しやすいので、予防接種が推奨されています。
定期予防接種の対象となる方
以下の1から3すべてを満たす方は名古屋市の定期予防接種の対象となります。
- 名古屋市に住民登録がある方
- 次のアまたはイのいずれかに該当する方
- 年度内に65、70、75、80、85、90、95、100歳となる方
- 60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能障害、HIVによる免疫機能障害があり、その程度が身体障害者手帳1級相当である方(該当する障害があることがわかる、身体障害者手帳の写し又は診断書が必要です。)
- これまでに高齢者肺炎球菌の予防接種を受けたことがない方
任意予防接種の対象となる方
以下の1から3すべてを満たす方は名古屋市の任意予防接種の対象となります。
- 名古屋市に住民登録がある方
- 65歳以上で定期予防接種の対象年齢ではない方
- 過去に高齢者肺炎球菌予防接種を受けたことがない方
定期予防接種、任意予防接種ともに自己負担金はどちらも4,000円です。
風疹(生・皮下注)
平成31年4月1日から定期及び任意の風しん抗体検査・予防接種の名古屋市助成が開始されています。詳しくはこちらをご覧ください。
任意の抗体検査の対象者については、こちら「任意風しん抗体検査の受診を希望する方へ」のフローチャートにより、ご確認ください。
帯状疱疹(生・皮下注、不活化・筋注)
主に子どもの頃に水痘・帯状疱疹ウイルスに初感染すると水ぼうそうを発症します。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは神経節に潜伏し、免疫機能が低下した際に活動を再開します。そして、ウイルスは神経節から皮膚へと移動し、帯状に痛みや発疹が出る帯状疱疹を発症します。帯状疱疹には加齢が関係しており、日本人では50代から発症率が高くなります。50代、60代、70代と発症率は増加し、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。帯状疱疹に罹患した方の数%は再発すると言われており、高齢者や免疫機能が低下した方では注意が必要です。
任意予防接種の対象となる方
次の1から3をすべて満たす方は名古屋市の公費助成の対象となります。
- 名古屋市に住民登録がある方
- 接種日時点で満50歳以上の方
- 使用ワクチンの対象条件にあてはまる方
製品名 (製造販売元) |
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 (阪大微生物病研究会) |
シングリックス (グラクソ・スミスクライン) |
ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
注射回数・部位 | 1回・皮下注 | 2回・筋注 |
副反応 | 一般的なワクチンでみられる副反応に加えて、接種後1~3週間頃に発熱・発疹・水疱性発疹が発現することがある | 一般的なワクチンでみられる副反応 |
接種不適当者 | 明らかな発熱を呈している方 重篤な急性疾患にかかっている方 本剤におけるアナフィラキシーの既往がある方 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方および免疫抑制をきたす治療を受けている方 妊娠していることが明らかな方 |
明らかな発熱を呈している方 重篤な急性疾患にかかっている方 本剤におけるアナフィラキシーの既往がある方 |
自己負担金 | 4,200円/回 | 10,800円/回 (2回接種で21,600円) |
名古屋市における子どもの予防接種
名古屋市が実施する予防接種スケジュール(乳幼児)についてはこちらをご覧ください。
名古屋市の子どもの予防接種スケジュール自動作成サイト「なごや予防接種ナビ」はこちら
「なごや予防接種ナビ」案内チラシはこちら
定期接種
- ジフテリア・破傷風
- 麻疹・風疹
- 日本脳炎※
※日本脳炎は平成11年4月2日から平成21年10月1日生まれの方で接種勧奨差し控えの影響による未接種分がある方については特例措置があります。詳しくは名古屋市の以下のページをご覧ください。
平成11年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた方の日本脳炎予防接種について
平成19年4月2日から平成21年10月1日までに生まれた方の日本脳炎予防接種について
任意接種
- 流行性耳下腺炎
- 診療科目
- 内科・循環器内科・糖尿病内科
- 院長
- 奥村 聡
(日本内科学会総合内科専門医/日本循環器学会循環器専門医) - 住所
- 〒460-0024 愛知県名古屋市中区正木1丁目2-33
- アクセス
-
【電車】
- 名鉄「山王」駅より徒歩約8分
- JR東海道本線「尾頭橋」駅より徒歩約11分
- 名鉄・地下鉄「金山」駅より自転車約6分
【バス】
- 名古屋市営バス停「山王橋」より徒歩約3分
【車】
- 名古屋高速都心環状線 東別院ICから車で約4分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00-12:00 | / | ||||||
16:00-19:00 | / | / | / |
休診日:木曜日午後、土曜日午後、日曜日、祝日